2012年 02月 22日
根っこクラブ お家の方と茶道体験
インフルエンザの猛威で小学校は学級閉鎖が続く中、子どもを合わせて40人の方々に参加いただけましたこと本当に嬉しく思います。
子どもたちは自分のお家の人にお茶を運びたいので、子ども10名、お家の方10名の2グループに分け、子どもたちはお客さんと運び込みを交互に体験しました。
この日のお茶会のテーマは「雛祭り」。
床 「朝みどり 春たつ空にうぐいすの 初声待たぬ 人はあらじな」 麗景殿女御
花 桃と菜の花
香合 お雛様
まずは子どもと一緒に席入りと床の間拝見。
お点前は主人、半東は姉弟子、水屋は我が家のお隣のIさん。裏では私が運び込みの時の足の運びの指導!立つとき、座るとき、歩くときの足、手がどうなっているかできれいさが全然違います。師に厳しく教えられたことが一番気になるものですね。
子どもたちの立ち振る舞い、きれいですよ!!
お菓子を運び、お茶を運びます。
今日のお菓子の菓銘は「いにしえの春」。やさしい緑のきんとんの上にちょこっとカワイイ菱餅をつけてくれました。もちろんこんな技はオーダーメイド和菓子の豆一さんです。
子どもたちはこの菱餅を食べるのがとても惜しかったようです。
この日はこの道具も使いたくてもう一つお菓子を用意しました。こちらのお菓子は森の香本舗さんです。今年の勅題「岸」。
古民家を解体した時に出てきた雛道具の一つだよ、といただいてたものです。
雛道具の「長持ち」です。長持ちだけでもこんなに立派なのだから、お内裏様は、雛壇は・・・と思いが馳せますね。
お陰様で、茶道を子ども教室の内容に取り入れて数年。お辞儀もきれいになりました。お箸の扱いも上手になりました。茶道には書あり、お花あり、器等の伝統工芸あり、思想あり、立ち振る舞いの美しさあり、そして日本人の感性のバックボーンにある「四季」、それを愛でるということがあります。
感性を豊かにすること、これからいろんなことを勉強していくうえで、豊かな感性という土壌には健康な花が咲き、実がなることと信じています。
また、この日のために友人のSさんが「つるし雛」を作ってきてくれました。これ、台からすべてSさんのお手製です。飾りのすべてに子どもの成長を願う祈りの意味があるんですよ。
見事ですよ!!お席に素晴らしい花を添えていただきました。ありがとう!!
このように、今年度も様々な方にご協力をいただきました。本当に本当に、感謝、感謝ですm(__)m
残すは、25日(土)の伝統文化フェアだわね。青年文化センターです。
by irohanihoheto_ku
| 2012-02-22 12:07
| 根っこクラブ