カテゴリ:旅( 55 )

明日香

奈良の続きです。

いっしょに行った方の奈良にいる息子さんが車で案内してくれました。

桜井の駅から車に乗せられ、明日香の山へ山へと走り、着いたところは、大化の改新を成し遂げた中大兄皇子や中臣鎌足が蘇我入鹿の暗殺の相談をしたとされるところ。
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談山神社。荘厳な十三重の塔がありますが、春浅い明日香の山深く、観光客は私たちだけだったかな(笑)
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談山神社の上の山に登ると、藤原家の墓所がありそこから明日香の風景が一望できます。中央にぽこんと見える山が耳成山。
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明日香の山には、莫山さんの本で見た「野の書」がまだ点在します。
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↑良助親王墓への道しるべ。

「野の書」を見つけながら明日香の野へ下り、蘇我馬子のお墓ともいわれる石舞台へ。
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なだらかな山の斜面にあり、古の姿を想像したくなる風景です。
ここでも探していた「野の書」があり、それがこの碑。莫山さんの先生である辻本史邑さんの書。
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陰の方に追いやられていて随分さがしました。力強い楷書です。

明日香の野には史跡がいっぱい!!こちらは亀石。 住宅地の中にあります。お顔、可愛いでしょ。
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こんなところにあるんですよ。
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伝説によると、今は南西を向いているが、西に向き、当麻のほうを睨みつけると、奈良盆地は一円泥の海と化す、と伝えられているそうです。このまま南西を向いててね!

今度行くときは、ゆっくり歩いてみるものいいな。
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by irohanihoheto_ku | 2012-03-17 19:03 |

花もだんごも

修二会の祭壇にお供えするお花は、練行衆によって「花ごしらえ」で紙の椿が作られます。
造花の椿は二月堂開山堂の庭にさく「のりこぼし」という椿をかたどったものと言われているそうで、この時期花はまだ咲いていないのですが、奈良の町ではいたるところでのりこぼし椿を目にします。
こちらは「遊 中川」さんの麻で作った「のりこぼし」と椿の懐紙。
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そして、美味しい「のしこぼし」もあります。
こちらは「萬々堂通則」さんの「のりこぼし」。お松明を待ってる時間にペロリ・・・・
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こちらは翌日に伺った「なかにし」さんの「南無観椿」。
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「遊 中川」さんでいただいたしおりによると、「修二会(お水取り)」には「二月を美しいものにする」という意味があると書かれていました。

美しい椿でしょう~~~♪
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by irohanihoheto_ku | 2012-03-10 23:13 |

奈良行き

今年の新年会の時に「お水取りを見に行こう!!」とM家と盛り上がった予定、決行です!

じゃ~ん!
東大寺二月堂に10本のお松明が上がります、走ります。
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正式には東大寺の修二会、2月に行われる法要で、「お水取り」というのは12日に行われるのですが、修二会の行は1日~14日の間行われます。
よって、私たちは3日に二月堂にお松明を持ち上堂する練行衆の行を見に行ったのです。

752年大仏開眼の年に始まり、今年は1261回。兵火、第二次世界大戦等何度かの継続の危機も寺僧たちをはじめとした人々の信念により今日まで途切れることなく伝えられてきた「不退の行法」。
752年当時の思いが今も続いてるなんて、何と言うか、昨日が今日になり今日が昨日になりまた今日が昨日になり・・・・その気の遠くなるような連続が「今」ということなんだな~~と変わらないものに向き合い1261年という時間が短く感じたり、果てしなく感じたり・・・・

お松明の火を見ながら、震災で亡くなられた方々のご冥福をお祈りさせていただきました。

奈良の町は「修二会」一色。
少しずつアップしていきますね。
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by irohanihoheto_ku | 2012-03-08 10:36 |

京都⑦

5日、国民文化祭の茶会の日です。雨模様(^^)
9時半に建仁寺近くの歌舞練場で茶券を引換え、10時に建仁寺で催されるこちらはお香の席に入りました。
初めて見た歌舞練場という建物!!うわぁ~~~かっこいぃ~~!重々しさがありましたよ。
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この看板もかっこいいでしょ~!!
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実は昨日カメラを落として壊してしまい、ご一緒した方に頂いた写真を使わせてもらっています。
建仁寺にはM家の方々と合流。若いMちゃんと花見小路を歩く2ショット!後姿ならまぁいいでしょ!
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お香の席は建仁寺内の禅居院。「志野流」のお席で三星香という組香でした。
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最初に試しの3つのお香が出てきます。そして順番を変えて本番のお香が出てくるので、何が何番に出てきたかを当てる遊び。お席に入ると各自に硯箱が置いてあり、墨をすって答えを書くのです。
「香を聞く」とは・・・雅な遊びです!


南禅寺では私のお茶のお流がお席を持っているので、お昼にこの日京都入りする姉弟子と主人と待ち合わせ。
正的院、南陽院、慈氏院と回りました。観光では入れないところということもありますが、実際に歴史ある建物を使っている場に座らせていただけるのはありがたいことです。
茶会の雰囲気を少し・・・三席ごちゃまぜの写真です。
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途中から息子もお友達を連れて合流。生憎の雨模様でしたが国民文化祭の雰囲気は味わえました。
大寄せ茶会のお客さんの雰囲気はどこも変わらないな~~(笑)でも、会場はさすが京都でした!!

次の日は、10時に京都を出て帰路につきました。
1泊しかできなかった主人と開館と同時に二条城観光をし、「さすが世界遺産だぁ~~~」と絢爛な美に圧倒され、でも主人は「奈良のおおらかさががいいな~~」と・・・・まぁ、そうだね(笑)ここは権力を感じるし・・なんて話しながら、出発時間ぎりぎりで京都発。
長い京都旅行記になりましたが、お付き合いいただいてありがとうございました。

良い出会いもありました。3日の夜、筆跡を学ばれている神戸にお住いのりうさんと思いがえず連絡がとれ、京都駅でお会いできました。神戸の震災を経験されたりうさん、今回の東北の震災以降は毎月お便りを送ってくださり励ましてくださっています。直接お話ができて良かったです。やはり行動には宝がついてくるものですね。

京都のあれこれは、ぽつりぽつりブログにしていきまぁす!!
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by irohanihoheto_ku | 2011-11-15 11:47 |

京都⑥

駒井邸を後に、バスで街中へ向かいます。
駒井邸でゆっくりしてしまい、1時にお約束をしていたところへはお昼も食べず急ぎ足で・・・・

こちらもとても楽しみにしていた場所。「高橋徳」さん。
小袱紗の友禅染体験です。
行ってから分かったんですが、皇室の方々のお着物も染められていらっしゃるような格式と伝統のある染のお店でした(^^;

丁寧な友禅染の説明の後、工房見学をさせていただき、その後にする体験へスムーズに進むことができました。あの説明や職人さんの工程見学がなかったら染への思いが半分だったような気がします。
高橋徳さんの染を伝えていこうとする心意気が伝わってきました。

こんなことをしたんですよ。
すでに絵の枠が出来上がっている(糊防染というのだそうです)ところに色を乗せていきます。
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2枚袱紗を作るので、片方を乾かしながら2枚を同時進行させてゆきます。
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もう、楽しかったです!!

こちらでは、通って帯や反物も仕上げられる方もいらっしゃるそうで、ご一緒した方は岡山から毎週通われて鏡台のカバーを作られていました。大作でしたよ。
近ければ私も通いたいです!!

本当にご親切にしていただきました。
いろんなお話をさせていただき、楽しい時間でした。お菓子好きのお話をしたら、ご贔屓のお菓子屋さんを紹介してくださったり、ありがとうございました。
きんとんを買ってみましたが本当に上品なお味でした!!

小袱紗は仕上げに3週間ほどかかるそうです。出来上がってきたらアップしますね!!

さて、翌日は今回の旅の動機となった国民文化祭のお茶会です。
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by irohanihoheto_ku | 2011-11-13 17:30 |

京都⑤

では、京都の続きです。
朝の散歩の後は、バスを乗り継ぎ一路北白川へ。
この日の午後は、今回の旅でどうしても外せない2つの場所へ行きます。

バスを北白川小倉町で降り、白川疎水沿いを歩いて4分。
ここです。
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駒井家住宅」(駒井卓・静江記念館)。
昭和2年に京大の駒井卓博士の住居として建てられた洋館。米国人ウィリアム・メレル・ヴォ―リスの設計・建築です。以前、TVで放映された滋賀にあるヴォ―リス設計の住宅や、「京都の洋館」という本で駒井邸の写真を見たりしていていつか行ってみたいと思っていました。

説明をしてくれたおじさんは、この家は「光と風と眺望の家」なんですとおっしゃっていました。

1Fリビングとサンルーム。
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1F和室
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階段とステンドグラス。
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西日の時間にはステンドクラスの色が家の中に射し込みとてもきれいだそうですよ。
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2Fの書斎
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2Fの増築されたサンルーム。
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この椅子に座ると遥かに見える「大」の字。大文字焼きの時に一番に火がつく如意が嶽が見えます。
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五山の送り火の時にこの窓を開けると、風に乗って火の香りもしたそうです。
椅子に座らせてもらえるんですよ。
そして、なんと、前日の木曜日には(一般公開は金・土曜日)こちらの洋館を貸切で結婚式があったとか・・・こちらのサンルームに新郎新婦が座られたそうですよ。素敵なお式でしたでしょうね。

お庭。
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こちらが温室。
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今は休憩場所に使われており、ここでお茶をいただきながらお庭を見ていると、ぽかぽかしてここにず~~っと居たい気持ちになりますよ。

ここは勝手口の戸です。春には桜、秋には紅葉が12月まで覗ける?そうです!!
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もう!ステキ!
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by irohanihoheto_ku | 2011-11-13 16:53 |

京都④

翌朝の散歩。
9時30分に錦市場のお目当てのお店が開店する前に、ちょっと散歩。

ネットのお友達のhanarengeさんが、知恩院の三門の素晴らしい写真をアップされていたので是非見たいと思い出かけました。
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雄大な三門です。山から射す朝日を遮るように建っています。
本堂ではもう法要が行われていました。木魚の音、お香の香、読経、朝の空気がさらに凛と感じました。
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知恩院の境内に登る、男坂。
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こちらは女坂。女坂を登ると右奥に、知恩院を訪ねたもう一つの目的があります。
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江戸時代の歌人、太田垣蓮月尼が出家後住んでいた「真葛庵」、今はお茶会などに使われているようです。
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蓮月尼の、儚いように見えてしなやかでのびやかで強い書の線に思いを巡らせながら女坂を下りました。

円山公園を抜けると「八坂神社」。こちらは華やいだ感じの佇まいです。「祇園祭」の神社ですもんね。
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こんなお社を見つけお参り!!
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花の次はすかさず団子!!
そろそろ、今回どうしても食べたかったお菓子をゲットしに錦市場へ・・・
「麩嘉」という生麩屋さんが出している「麩饅頭」です。新婚旅行でお菓子の食べ歩きをしたときに、もう一度食べたいと唯一思ったものがこれ!! 他にも美味しいものが沢山あるのですが、あの時はあまりにも甘い物を食べ過ぎて、一番さっぱりしていたのかもしれません(^^;
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生麩でできているのでプリッとしていてお餅にはない食感!!嬉しい~~~やはり、美味しい!

この後が旅のメインになりますが、ちょっと別の記事を挟みますね。
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by irohanihoheto_ku | 2011-11-12 15:36 |

京都③

今回の京都は、「国民文化祭・京都2011」のお茶会に行ってみようという動機で主人を含めた数名で企画しましたが、結局3日から行けたのは暇人?の私だけで他の方は5日に京都入りとなりました。

国民文化祭の茶券についていた京都公式ガイドブックの中で、時間が合い、無料で面白そうなイベントはないかと探すと、ちょうど茂庵を出て陽が落ちた頃楽しめるものを見つけました。
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それが、 「都ライト 。国民文化祭応援イベントです。場所は淨福寺通大黒町。織物の町。
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町屋の格子は織物屋さん、炭屋さん、仕舞屋さん等職業によって意匠が違うそうです。小さなイベントでしたが、格子戸からの灯りが京都でしたよ。
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by irohanihoheto_ku | 2011-11-10 14:55 |

京都②

今回、どうしても行きたかった場所の一つ。
大正時代に谷川茂次郎さんという実業家であり、裏千家の長老、数寄者であった彼が「市中の山居」として吉田山の山頂に築いた茶苑が今はカフェとして使われています。

銀閣寺道のバス停で息子と待ち合わせ。吉田山には神楽岡コースを登りました。
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途中、大正時代の家並みを通り、タイムスリップしたような感覚になります。
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ここから細道に入ります。なんかこの入口がワクワクするでしょ~~
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茶室や待合が点在する雑木林を登るとカフェ「茂庵」が見えてきます。(あ~~ひどいピンボケ~)
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茂庵1階は待合、2階がカフェです。
外が望めるカウンター席に案内されました。
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「市中の山居」とはこういうことなんですね。ゆったりとした時間が流れていましたよ。
私が頼んだピザ。お昼を食べずに動いていたので、夕飯前の小腹にちょうどいい大きさです。
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それが、美味しかった!!
こちらは息子が頼んだケーキセット、お月様の箸置き?に乗ってるもの・・・これ一本でケーキを刺して食べるわけではなく、コーヒーのマドラーのようです(^^)あぶない、あぶない!!
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思った通り、素敵なところでした!!
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茂庵を出て、間もなく日没。私はバスで、息子はチャリで、向うは大黒町。
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by irohanihoheto_ku | 2011-11-09 11:54 |

京都①

11月3日、お昼に伊丹着。

私が今回尋ねた京都を写真を追って記録していきます。

足早にホテルに向かう途中で目に入った碑、「在原業平邸址」。
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「むかし男ありける。」はこちらに「ありける」でしたか・・・・伊勢物語の主人公ともいわれ、平安初期の歌人であられます。父は平城天皇の第一皇子、母は桓武天皇の皇女、伊都内親王、美男の代名詞のようなお方だったとか・・・小倉百人一首には「ちはやぶる神代もきかず龍田川からくれないに水くくるとは」が収められている六歌仙の一人です。
ほ~~~っ!歩いていると歴史が転がっている・・・京都だな~~と最初に実感しました。長い間教科書で習う日本の歴史は畿内の歴史なのですね。


午後からは、まず、公開中の「冷泉家住宅」に行きました。
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今出川の御所の北側、同志社大学のすぐ近くに残る現存する唯一の公家住宅です。藤原定家を祖とする和歌の家として、今も伝統に則った「型」の文化を守り続けていらっしゃいます。
公開と言っても、お庭や台所の土間から屋敷の中を覗く見学です。お庭には国宝級の典籍が収められたお御文庫、新御文庫、七夕の行事「乞巧奠」の時にその葉に歌を書く「梶」の木があります。
また、内庭には座敷から眺めた景色が左近の梅、右近の橘と眺められるように2本の木が植えられています。
歌会が催されるお部屋の襖は季節感を感じさせないように唐草模様で統一され、「和歌の家」ならではの気遣いと景色ですね。
ふ~~む!御文庫、このお蔵に入っているものが教科書になり、日本の国文学を支えてきたと思うと、貴重な日本の宝がここにあるんですわ。東京遷都の折も京都に残った為に関東大震災、第二次世界大戦の空襲にも遇わず文化を守り続けられて400年、平安時代が今も息づく京都でした。
屋根の上には、御所の北側を守る「玄武」が乗っています。見えますか?
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冷泉家を後にし、バスで銀閣寺道へ。
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by irohanihoheto_ku | 2011-11-09 10:44 |