プチ奥の細道紀行①

先週のことです。「若冲展」を見るために東京から書道の師が来仙することになり、限られた時間で少しでもご案内をしたいと思い、「プチ奥の細道紀行」を考えました。
今日はその下見に訪れた記録です。

奥の細道では、芭蕉は福島から宮城に入り、現在の白石市、岩沼市を通り、名取川を渡り仙台に入ったのが、 「あやめふく日也」 。5月4日(旧暦)とされています。

時期はまだ櫻ですが、芭蕉の歩んだ道のりを少し散策してみました。

奥の細道、「宮城野」というくだりで陸奥国分寺跡の「薬師堂」に寄ります。ここで出会った画工加右衛門という人に、餞別として歌枕の所在を書いた地図と、「紺の染緒をつけたる草鞋」をいただくわけです。

で、 「あやめ草 足に結ばん 草鞋の緒」という句が出来上がります。

今回の散策は、その次のくだりから・・
もらった地図をたよりに「壺の碑」を目指します。

「壺の碑 市川村多賀城に有」
「つぼの石ぶみは・・・・苔を穿ちて文字幽か也。」


古来から歌枕に読まれていて、憧れの西行法師も訪れた場所ですから感慨もひとしおでしたでしょう。

「ここに至りて疑いなき千歳の記念(かたみ)、今眼前に故人の心を閲(けみ)す。行脚の一徳、存命の悦び、羈旅の労を忘れて、泪も落るばかり也。」

こちらが、「壺の碑」。国重要文化財に指定されている、日本書道史上の三大古碑の1つです。(他に栃木県の那須国造碑、群馬県の多胡碑)
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(建物の中に入っています。)
壺の碑とは「多賀城碑」のこと。
さて、重要文化財に指定されている「多賀城碑」についてはまた次回。
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by irohanihoheto_ku | 2013-04-27 10:12 |