2012年 03月 21日
西の京
開門とともに、私の大好きなお寺「秋篠寺」へ。
白梅がほら、ほころんでいます。
秋篠寺は、2年前の秋もそうでしたが観光客が少なく、ゆっくりと本堂の姿を眺めたり、ご本尊、そして伎芸天の前に佇んだり、静かな時間を過ごせました。手の届くところに仏像が自然に置いてある、そんなところも奈良らしくて大好きなお寺です。
川田順さんの歌碑。伎芸天を詠んだ歌ですが、「何のえにしぞわれを見たまふ」・・・・確かにそんな気分になるのです。伎芸天の魅力ですわ。
「諸もろのみ仏の中の伎芸天 何のえにしぞわれを見たまふ」
この実、かわいいでしょう!なんの実でしょう?
菩提樹の実です。
そして、最後に「唐招提寺」へ。唐招提寺では雨が降ってきてあまりゆっくりできませんでしたが、それでもおおらかなお寺の空間に今の世と時間の流れの違う時代を感じました。
この写真は私の携帯で撮ったものです。
會津八一の歌碑。いい歌!
「大寺のまろき柱の月かげを土に踏みつつ ものをこそ思へ」
早春の1泊2日の奈良への旅でした。
by irohanihoheto_ku
| 2012-03-21 00:34
| 旅