赤芥子

「赤芥子」と言っても植物ではありません。
仙台の堤町に伝わる「堤人形」という土人形、古くは「東は堤、西は伏見」と言われていた由緒ある伝統工芸品があります。

下の写真が赤芥子ちゃん、この写真の撮影場所は我が家のトイレです。
「トイレの神様」なんですよ。
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仙台の堤町につつみのおひなっこやという堤人形を制作販売しているところがあり、そこに立ち寄った時にいろいろお話をお聞きする機会がありました。

仙台地方では、トイレにこの芥子雛(今は赤芥子というのですが)を毎年1対づつ増やして飾っていく風習があり、昭和の初めまで根白石地区で見られたといいます。
おじさんによると、芥子雛は、良縁、子宝に恵まれるそうな、鬼子母神の化身が芥子雛ということ。
また、古くからの言い伝えで、昔、田舎に手のない娘さんがいて、位の高い侍がそこを宿にしたときに、その娘が雑巾を口にくわえて便所を掃除していた姿をみて、この人ならと位の高い人に娘は見染められて行ったというお話があるそうです。

汚れるところをきれいにしておけるということは全てに繋がるということですね。こんなカワイイ人形を置けば掃除をしなくちゃなんないと思うっちゃ~そのためにトイレに飾ったんだっちゃ~~ということでした。
芥子のように小さい赤い雛だから「赤芥子」と言うのだそうです。

補足ですが、「つつみのひなっこや」では「だるま」も作っています。仙台のだるまって青い?ってTVで紹介されましたが、青の印象が強いのは正面だけで裏面は赤でしたよ。
仙台のだるまには「目」が入っています。独眼竜政宗の遺言で、両目を入れるようにとの遺言があったそうな。
また、世の中のものを目を見開いて観るという意味もあるそうですよ。

このたびの震災でよくわかりましたが、言い伝えは貴重です!!トイレ掃除で幸運を呼びましょう!!

赤芥子について、宮城の郷土玩具に載っています。
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by irohanihoheto_ku | 2011-10-27 11:14 | 日常